見せるとよく分かる?!〜視覚的な情報〜
こんにちは。 TASUC鎌倉御成教室の永井恵美です。 今回は、たすくのメソッド2「脳科学に基づく一人一人の理解」の中からトピックをお話させていただきます。 たすくの療育はメソッドの順番に大切なことが書かれています。 つまり、「メソッド2」ということは大切な順位が高いということですね。 療育を進めていくためには、子どもたちの特性をよく理解して、配慮をしっかりすることが必要です。同時に、特性を「強み」として前向きに捉えて積極的に活用していくことも大切だと考えています。 メソッド2には、11の項目がありますが、その中の8つ目「聴覚より視覚的な情報処理が得意な場合」をご紹介します。 視覚的な情報処理得意な場合、「つまり、見せるとよく分かる!」に繋がりますが、 私たちも、話を聞くより写真を見せてもらうとよく分かる! 言葉だけで説明されるよりプリントがあるとよく分かる! など、視覚的な情報に頼っています。 それくらい「見せる」ことは有効なのです。 今日の療育では、「場所を移動して休憩する」ことに取り組みました。 Oくんは、移動することや休憩を終わりにする合図を指示すれば達成することができます。 ですが、そろそろ時計を見て自ら動くことに取り組もう!とお母様と目標を立てました。 たすくの機能的な目標、スケジュールステップにも組み込まれている機能的な目標です。 そこで、時計が入ったスケジュールと活動を提示しましたが、決められた時間に戻ってくることができません。。。 もっとOくんにとって見て分かるツールを用意しなくては・・・と。 そこで、現在の時刻と活動、次の時刻と活動を分かりやすく示したボードを用意しました。 今も療育や家庭の中で使って試している最中です。合格!と言えるまで完璧ではありませんが、ツールの理解が進み、チラチラ時計を見るようになってきました! 「見せる」はとても大切ですが、「どう見せるか?」はもっと大切ですね。 一人一人異なる。 だから、個に応じたツールや関わり方をこれからも探っていきたいます!