「強化システムの理解」を活かして新たなチャレンジ!
こんにちは。
たすく鎌倉御成教室の西澤文香です。
新年度がはじまり、入学や進級など、新たな生活がスタートする時期になりましたね。
今日は、4月から小学校に入学したNくんのエピソードをご紹介します。
Nくんの入学式前日の療育のこと。
お母様から、入学式に最後まで出席できるかとても不安であると伺いました。
それは、当日のスケジュールや座る席がよくわからないこと、幼稚園の卒園式では、式の途中で離席して会場から出て行ってしまったこと…
そこでこんなお約束カードを作成。
入学式でのお約束と、それが達成できたら得られるごほうびを決めてもらいました。
(Nくんのごほうびは、夜ご飯に美味しい焼肉を食べに行くこと!)
そしてそれを忘れないように、コードをつけてポケットに入れられる仕様に。
お母さんには、式の前に一緒にカードを見返してお約束を確認してもらうよう、お願いしていました。
結果は……大成功!
式が始まる前にカードを何回も見返し、式典の間は席を立つことも騒ぐこともなく、長時間しっかりと話を聞くことができたそうです。
たすくのJ☆sKepsアプローチでは
「がんばったらいいことがある!」と自ら楽しいことや嬉しいことを期待して活動に向かう力を、「強化システムの理解」と呼んでいます。
Nくんの強化システム(がんばったら、美味しいお肉が食べられる!)がしっかり働き、立派に入学式というイベントを終えられたエピソードでした。
「強化システムの理解」の力を伸ばすためには、まずはお子さんの好きなものや活動をしっかりと把握しておくことが大切です。
好きなものや活動は、その時々でブームがあり、昔すきだったものが今は変わっている、ということもあります。
ぜひ新年度を迎えたこの時期に、お子さんの好きなものを改めてチェックしてみてくださいね!
そしてそれをごほうびに、新たなチャレンジをたくさんしていきましょう!
ずっと一緒だよ!一貫性と継続性のある支援を!
たすくは自閉症,アスペルガー,ADHD,LD(学習障害)など幅広い発達障害の療育に携わり,10年の歴史がある療育専門機関です。
私たちは、一年に一度、ご家族とスタッフが一堂に会するアセスメントを軸として、共に未来に向けた療育プログラムを作成し、ご提案いたします。
お子様の困り感に寄り添い、一つひとつスモールステップを踏みながら、一貫性と継続性のある支援を一生涯をとおして行っていく基盤をご用意しています。