2018年2月20日火曜日

「見る・聞く」「話す」〜療育のポイント

こんにちは。
TASUC鎌倉御成教室の大久保直子です。

2月11日に、早期のお子さん向けの学習会を開催しました。

早期から療育を開始することの効果は知られていますが、
療育の内容は、一般的な早期の訓練ではなく、
本人が困っていることや生きづらさの解消から取り組むことが重要です。

そのために、たすくでは、お子さんに関わる方が同席して、
お子さんのことを「理解」するためのアセスメントを先に行い、
特性を把握した状態で、お子さん一人一人に応じた療育計画を立てて、
療育を進めていきます。

今回の学習会では、
4歳からたすくで療育を開始し、現在中3に成長したお子さんの事例をとおして、
言葉を発さずに奇声が多かった幼児期から、おしゃべりになり、
自分の行動を振り返り内省をするようになるまで、どんな療育を積み重ねてきたのか。
実際にお母様にお越しいただき、お話を伺いました。

そして、「見る・聞く」「話す」スキルを獲得するために、
どんな教材を使い、何を目標にして支援することが効果的なのか。
実際にコミュニケーションブックやスケジュール帳を使いながら、
参加者の皆さんと演習をしました。

3月3日にも、学習会を開催します。
未就学・小学校低学年のお子さんをお持ちの保護者の皆様。
療育・学習準備のポイントについて、一緒に学びませんか?
現在、お席に若干名の空きがございます。
お気軽にお問い合わせください。






2018年2月13日火曜日

ぼくのスケジュール帳! 自分で管理するために

こんにちは。
TASUC鎌倉御成教室の大久保直子です。

たすくでは、コミュニケーションとスケジュール、タスク・オーガナイゼーションを
三種の神器として重視しています。

今週のアセスメントでも、来年小学校に入学するお子さんが、コミュニケーション用のお話ブック(お子さんが相手とコミュニケーションをとる時に使うカードが綴じてあるもの)やスケジュール帳を、家庭やたすくで使えるようになり、困った行動が減ったり、主体的に活動できるようになった成果が見られました。
でも、まだこれらのツールを使える場面が限定されていたり、お母さんが管理していたりすることも。

そこで、小学校でも、コミュニケーションやスケジュールのツールを自ら使い、
自分で管理するために、ご家族と作戦を練りました。

まずは、生活の中で、コミュニケーションやスケジュールを使う場面と必要なカードの
のチェック。そして、スケジュール帳を自分のものとして持ち歩き、管理するために、
自分でカバーの絵柄を選ぶことに。

本人はピンクが好きなので、ピンク色を選ぶのでは?と、お母様とスタッフは予想していたのですが、本人が「これがいい!」と選んだのは違う柄。
そして、「ぼくのスケジュールにつけて!」とその場で自分のスケジュール帳にカバーをつけてもらい、うれしそうに持ち帰りました。
選択の機会の保証って、大事だなと改めて感じた出来事でした。

これからは、スケジュール帳をかばんに入れて、自分で出し入れすることにもチャレンジ。たすくでの勉強や運動、ノルディック・ウオークや外出時にも、自分で管理する練習を続けていきます。







2018年2月3日土曜日

三種の神器の基礎を整える 家庭療育の成果

こんにちは。
TASUC鎌倉御成教室の大久保直子です。

たすくでは,毎週,各教室でアセスメントが行われています。
最近のTASUC鎌倉は,未就学のお子さんのアセスメントが続きました。

昨年(初回)のアセスメントでは、途中で難しい内容に直面して大泣き。
自分でやりたい気持ちは強いのですが、
大人からの修正が受け入れられない状態だったので。
しばらくアセスメントを中断し、気持ちが乱れた時の収め方をご家族と共有しました。

あれから1年。
ご家庭でも、三種の神器を整えることを徹底し、
J⭐︎sKepsアプローチの視点を入れた療育を生活の中に組み込み、
教室に来て頂くたびに、進捗状況を確認し、少しずつステップアップしてきました。

そして、いよいよ2回目のアセスメント。
今年のアセスメントでも、昨年同様、難しい内容に直面しましたが、
本人の様子は全く違っていました。
「難しいね」と自分の気持ちを表出し、相手に共感を求めたり、
「先生、ヒントは?」と助けを求めたり。
そして最後には、「やった!」と喜び、誇らしい笑顔がたくさん見られました。

J⭐︎sKepsの平均点は、1点台後半から2点台前半に向上。
三種の神器の基礎が固まると、自己管理の力も安定してきますね。
気持ちがグラグラすることは、ほとんどなくなり、
見た情報を自分でつぶやきながら音声情報を加えて思考する力も芽生えています。
身体も育ってきて、書字のスキルも見違えて上達しました。


J⭐︎sKepsが2点台に到達したので、
療育では、本格的に「アカデミック」や「手を育てる」領域の機能的な目標の学習が
スタート。就学に向けて、足し算や時計、漢字の学習を進めます。

これからも、本人の「できた!」「わかった」「自分でやりたい!」気持ちを
重視しながら、自信を持って学習に取り組む意欲を支えていきます。









2018年1月22日月曜日

不器用さを改善するための身体作り 教材マスターの集い第10期のお知らせ

こんにちは。TASUC鎌倉御成教室の大久保直子です。

さて今回は、第10期の教材マスターの集いのお知らせです。

今回のテーマは、「発達障がいのある人の不器用さを改善するための身体づくり」。
当事者が特に困っていると訴えるのは、「感覚処理の問題」と「不器用さによる不全感」についてです。
たすくグループでも、これらの2点について、
日々の療育や週末のノルディック・ウオーククラスをとおして取り組んできました。

改めて不器用さについて、脳科学に基づいた視点から基本的な理論を学び、
感覚・運動アプローチに関する具体的なアイディアについて、皆さんで検討しましょう。







2018年1月5日金曜日

型となる療育のメソッドを軸に、一人一人に応じたプログラムを

明けましておめでとうございます。
TASUC鎌倉御成教室の大久保直子です。

昨年も、たくさんのお子さんやご家族と一緒に、
アセスメントに基づく療育を実践してきました。

たすくには、型となる療育のメソッドがあり、
一人一人に応じた療育のプログラムを立てて、
ご家族や多くの専門家と協働していくことに特徴があります。

そして、お子さんの豊かな活動[社会参加]を目指すために、
意欲(心理)、主体性(行動)、あたま(認知)、コミュニケーション(言語聴覚)、からだ(感覚統合)、構造化(物的環境)、支援技術(人的環境)、健康維持の8つのアプローチを指標にアセスメントを実施し、トータル・アプローチを軸に支援を行うことを大切にしています。

最近特に感じるのは、身体作りの大切さです。
椅子に真っ直ぐ座ることや、机上の教材を目で追うことが苦手だったお子さんの身体の軸が整い、眼球の動きが改善し、じっくり考えることに専念したり、
相手とスムーズにやりとりができるようになった姿を、たくさん見てきました。
教室で定期的に運動プログラムに参加することに加え、
週末に開催しているノルディック・ウオーキングをとおして、
お子さんの身体が育ってきたと実感しています。
1月7日には、初詣も兼ねて地元の神社やお寺を巡る予定です。

今年も、子供たちやご家族、専門家の皆様と一緒に、タッグを組んで、

日々の療育に邁進していきます。どうぞよろしく御願いいたします。